毎月届く電気料金表をみて、なぜか値上がりしているなと感じていませんか?
実は一般的な4人家族のご家庭でも年間2000円ほど値上がりしています。
5年後には10000円!?
これはほっておくわけにはいきませんよね。
なんとかしようと新築住宅の半数以上が屋根に設置している、家庭の電気料金の削減に注目されている太陽光発電。最近、売電価格が下がったと耳にしませんか?
そこで、2021年以降、太陽光発電を設置するメリットとデメリットについてまとめてみました。
特にこれから新築住宅やリフォームをとお考えならこれは必見ですね。
1.太陽光発電の5つのデメリット
太陽光発電のデメリットについて考えると、まずお得かお得ではないのかがきになりますよね。ただ、毎月の電気料金明細書を確認してみてもよくわからないというお声を耳にします。確かに、電気料金明細書にもいつの間にかいくつも項目が追加されているし、なんだか電気の事は分かりにくいことばかりだと感じている方も少なくないでしょう。
電気料金は本当に損ではないのか。これまで、通帳の光熱費しかチェックしていなかった方も、ちょっと電気料金明細書をご用意ください。最近の電気料金明細書はますます字が小さくなり、ルーペが必要なレベルです。それでは、太陽光発電の5つのデメリットを順番に確認していきましょう。
1.よくわからない
お手元にある電気料金明細書も分かりにくい項目がいくつかありますよね。
実際にはこの中に福島の原発事故の処理費用もふくまれているってご存知でしたか?
「再エネ発電促進賦課金」という項目で、単価は2円98銭/kwh。
太陽光発電を設置すると、この明細書とは別にもう1つ別の明細書が届きます。
それは、「再生可能エネルギーからの電力需給契約」と書かれており、こちらの明細書にも「再エネ発電促進賦課金」という項目があり、単価は同じく2円98銭/kwh。
買った電気も作った電気もこの賦課金の対象とされるのは、損している感じがしますが、たった1つ、この「再エネ発電促進賦課金」が課せられないものがあります。
それが、余剰といわれる、自分で作った電気を自家消費した場合です。
おうちで発電した電気をなるべく多くして、買ったり売ったりする量を調整することが最もメリットがある電気生活といわれている理由です。
理由は、この単価が上がり続けていることです。この先も先にご説明した通り原発事故の処理費用は大きく膨らむ予測なっており、「再エネ発電促進賦課金」はどんどん値上がりし、電気料金を圧迫することが予想されています。
つまり、売電が目的の太陽光発電にはデメリットがある。
そして、自家消費が目的の太陽光発電にはメリットが大きいと言えますね。
外にもわからないと問い合わせをいただくことが多いので、こちらにまとめてみました。
- 太陽光パネルの選び方がわからない
- 太陽光発電の値段が高いまたは安いのかわからない
- 太陽光発電の機械の使い方がわからない
- 太陽光発電のお徳な使い方がわからない
- 自分の暮らしにあった太陽光発電がわからない
太陽光発電設備にはいろいろな種類があり、高価なものから安価なものや、保証期間、メーカーによるメンテナンスの優位性や火災への安心度合いなど比べるポイントは多くあります。そのため、ご自分で判断されることも重要ですが、信頼できる施工店へご相談されることをお勧めします。
例えば、パネルを選択する場合、それぞれの施工店によって選択基準も変わりお勧め商品も変わります。
① アモルファスシリコン太陽電池
② 単結晶シリコン太陽電池
③ 多結晶シリコン太陽電池
④ 結晶系シリコン太陽電池
ちなみに、2020年現在、比較的選ばれているのは、単結晶シリコン太陽電池とアモルファスシリコン太陽電池です。
https://panasonic.co.jp/ls/psam/products/
そのほかのものをご提案された場合にはそのメリットを確認しておきたいですね。
2. お金がかかる
家庭用太陽光発電に補助金や税金の優遇処置があった数年前、発電設備は大変高価で設置設備の投資回収期間も10年以上かかるものがほとんどでした。
Ex: 一般的なご家庭の屋根に4kWhの太陽光発電設備を設置する場合
(これは実際に5年前の価格となります)
*毎月の電気料金が1万円のご家庭だったら160カ月分、14年目にやっとただの電気が手に入る計算となります。
太陽光発電の進化により、2021年以降は半分ほどのお値段で設置することができます。または無償設置で蓄電池がついてくるシステムもあります。
それぞれのご家庭の暮らしに寄り添った設備が増えているのは嬉しいですね。
3.メンテナンスが必要
太陽光発電設備設置完了後と1年後、それからは4年に1度の法定定期点検が必要となります。
ただ、これまで他県の業者さんや訪販など販売してもそのままになってしまっている設備も多くあります。
そこで、なるべくみなさんにやっていただきたいので、弊社では年次点検を格安で承っております。ご自分では判断が難しい場合が多い発電量の異常性や機器の不具合など気になる点は、お問い合わせ欄からご連絡ください。
4.買取価格が変わりそう
これ、間違って認識されている方って案外多いのではないでしょうか。
家庭向け(住宅用)10年間、産業用(事業用)20年間の固定買取価格です。
*2020年度の買取価格(2021年度はまだ未定ですが、FIT制度は継続される様子)
この契約期間満了となる段階で減価償却の終わった0円で作った電気をどうお得に使うかが第2ステージです。
5.長持ちするの?
太陽光発電設備は家電と同じように保証期間があります。
太陽光パネル→25年保証
パワーコンディショナ→15年保証
蓄電池→15年保証
一般的な保証期間中の故障は、設備の修理や取替費は別途かかる場合があります。
ただ、屋根の上に設置する太陽光発電がこんなに長く使えるとは知らなかったという声もちらほらお聞きします。
おうちのリフォームを考える場合など、10年~15年ほどの長期計画で自家消費できる光熱費対策の太陽光発電設備も一緒に予定しておくのもいいですね。
2.太陽光発電のメリット5つ
1.おうちで作った電気がお得
電気料金明細書には基本料金、プランに応じた設定料金以外の細かい項目があることは先ほどご確認いただきました。
「再エネ発電促進賦課金」は、単価が一定なのですが、使えば使うほど高くなる仕組みとなっているのが、電気料金の基本料金メニューです。
従量電灯A・B・C|個人のお客さま|中部電力ミライズ (chuden.co.jp)
つまり、買えば買うほど損で、太陽光発電設備でご自分の屋根で生まれた電気を使えば使うほどお得ということになりますね。
2.子供の環境教育になる
小学校5年生で、環境に関する学びがあることはご存知でしたでしょうか。
電気料金明細書からどのくらいの電気をつかっているのか、またもっと省エネな暮らしをするにはどうしたらいいのかなど冊子を使って学習します。
この時に太陽光発電でできた電気を使っていたらもう見本となるエコライフですよね。
自分で作った電気を使ってお料理をしたり、お風呂に入る生活は理想的です。
脱炭素、RE100、SDGsこれらの環境負荷低減社会は家庭から。
家族でそんなエコライフを推進することは素晴らしい環境教育です。
これからは、おうちで作った電気を車や蓄電池に貯めておく、電気を多く使う時間帯や災害時に使えるものをあらかじめ備えておく。
こんな家庭生活が当たり前になり、ご近所さんとエネルギーを分け合う生活っていいと思いませんか?
3.副収入になる
電気を売る制度(FIT)は、すでにスタートして10年が経ちました。
お日様が上り発電し、時間も労力もかける必要がない。特に何もしなくても毎月チャリンチャリンと通帳に売電した分が振り込まれてくるのはありがたい副収入ですよね。
これからの時代、副業やダブルワークは当たり前。これが屋根でできたら最高です。
ただ、買取価格制度は有限で、間もなく終了となります。
“副収入”になるという売電制度は、2004年にスタートしました。
当時太陽光発電設備は大変高価でそのままでは普及が簡単ではないと考えた政府は補助金とともに買取価格制度(FIT)を開始しました。開始当初は49円/kWh。設備価格の調整と情報収集、そしてこの太陽光発電設備を普及させるために2025年の買取制度終了を目標に計画的に運営されています。
そこで、副収入を少しでも多く考えるのでしたら、まずは屋根にどのくらいの太陽光発電が設置可能なのか、また発電シミュレーションを参考に実際の電気料金の変化や売電金額を見積もってみることをお勧めします。
4.環境価値の高い電気で生活できる
SDG‘sやRE100、私たちの生活には一見あまり関係はなさそうにみえますが、私たちは地球規模でこの活動に参加しています。
もちろん、日本政府の政策にも盛り込まれています。
既に地球温暖化の影響から気候変動が頻発しています。海面上昇や50年に一度の災害が毎年のように地域を襲います。
この活動は、私たちがちょっとした意識で未来へ繋げる環境が変わるかもしれない。
持続可能な社会活動がこれからの経済活動のカギとなる。私たちが地域のためにできることは、こんな草の根レベルからの意識改革なのではと考えます。
環境価値の高い電気は、経済的にもメリットがあります。
地域から繋がり、私たちの子供たちに残せる未来は今の私たちの選択によって大きく左右されます。それなら、選んでよかったと胸を張って言えるものを選択し、私たちのお財布だけでなく未来につながる活動を推進してみませんか。